スズキのインド現法、年間生産台数100万台達成! [自動車・バイク・乗り物]
3月23日、スズキ(Suzuki Motor)のインド子会社マルチ・スズキ・インディア(Maruti Suzuki India)は、2009年の生産台数が100万台に達したと発表しました。
インドの自動車会社として初の100万台超とのことで大変めでたいことです。
最近、悪いニュースばかりだった日本の自動車メーカーには久々に明るいニュースです。
マルチ・スズキ・インディア社は、約30年前、国産大衆車の製造を目指し、インディラ・ガンジー(Indira Gandhi)元首相がスズキとの合弁会社として創業したことに端を発します。
スズキの出資比率(スズキ:54.2%、他:45.8%)は過半数ありますが、インド現地資本も経営に大きい影響力を持つパートナーシップの関係です。
そして1983年に生産をスタートさせて、インド市場でシッカリと根を下ろして頑張っています。
●マルチ・スズキ・インディア「年間生産台数の歩み」
1983年12月 | 生産開始 |
1985年度 | 5万台 |
1988年度 | 10万台 |
2004年度 | 50万台 |
2009年度 | 100万台 |
1983年から約27年間かけて築き上げた努力と信頼の結果です。
以前、TVでスズキのインドでの活躍と知名度の高さを特集していました。
街を走るクルマの多くがスズキ車で、インタビューをしても日本と言えば「スズキ!」と言う程の人気もあるとのことでした。
スズキは、昨年12月にドイツのフォルクスワーゲン(Volkswagen、VW)と資本業務提携を発表しました。
VWがスズキ株の19.9%を取得し筆頭株主となり、同時にスズキもVW株を取得して相互に株を持ち合うという超大型提携です。
スズキはVWグル-プの低価格の小型・軽自動車分野を担当することになりました。
2009-12-09「VW、スズキ株の19.9%取得し提携へ。」
そして前年、マルチ・スズキ・インディアの売上高はスズキ本体を初めて上回ったとのことで目覚しい勢いです。
日本国内ではクルマが売れない状況の中で米国で起きた“トヨタショック”が未だ鎮火するには至っていません。
日本経済のリーダー役トヨタが思うように活躍できない中で、スズキにはサブリーダーとしての役割も期待されていると思います。
「スズキのインド戦略」「日本式経営」でトップに立った奇跡のビジネス戦略
By R.C.バルガバ(著), R.C.Bhargava(原著), 島田卓(翻訳)
出版社: 中経出版 (2006/12)
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日産のリコール、世界中で54万台…。 [自動車・バイク・乗り物]
3月3日、日産自動車(Nissan Motor)が米国を中心に全世界で約54万台を対象にブレーキペダルや燃料計のリコールを実施する、と発表しました。
ブレーキペダルのリコール対象となるのは2008~2010年に製造された4車種で米国では17万8916台が対象です。
ピックアップトラック
・「タイタン(Titan)」
スポーツタイプ多目的車(SUV)
・「アルマダ(Armada)」
・「インフィニティQX56(Infiniti QX56)」
ミニバン
・「クエスト(Quest)」
日産によると、ブレーキ操作に問題が起きた僅か"3件"の事例であり、加えて事故・負傷は1件も無い段階でリコールの実施なので極めて迅速な対応と思います。
やはりトヨタのリコール問題の余波の影響でしょうか。
日産は、日系企業は狙い撃ちされる可能性が高いと敏感に察知し、後手に回って主導権を失う事無く、早期に大規模なリコールに踏み切った模様です。
日産の早いリコール対策は、トヨタとの差別化を明確にするPR活動とセールスプロモーションの一環だと思います。
この日産の動きは、日系他社にも波及すると思います。
一方、ビッグスリーは直近の販売実績を堅調に伸ばす中、トヨタは対前年比-8.7%と一人負け状態に陥りました。
ブランドイメージも大きく毀損し、復活には相当な時間が掛かると予想されています。
出る杭はガツンと打たれました…。
日本の自動車産業は、"日本製"自動車の対米輸出を激しくバッシングされた過去があります。
その反省から米国内に多くの工場を建設し、部品も現地調達し、数十万人もの従業員を雇用する完全米国化を推進しました。
結果、トヨタ他日本自動車産業は"地産地消"に成功してビッグ3を凌駕しました。
そして、新たなバッシングと言ってもよい状況です。
果たして、日本経済を牽引してきた自動車産業はこのままピークアウトしてしまうのでしょうか?
それともこれを成長過程の踊り場として次の上昇に繋げられるのでしょうか?
後世に“あの時”と語られる大きな転換点になる可能性が高い、と感じています…。
「電気自動車ウォーズ」日産・三菱・トヨタ・ホンダのエコカー戦略
By 塚本潔 朝日新聞出版 2010年03月
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トヨタ社長、北京でリコール問題の謝罪会見。 [自動車・バイク・乗り物]
3月1日、トヨタ自動車(Toyota Motor)の豊田章男(Akio Toyoda)社長は北京(Beijing)市で会見し、大規模リコール問題について中国の消費者に謝罪しました。
東の米国で叱責されて謝罪し、西の中国でも謝罪して日本一・世界一のトヨタの社長が土下座行脚です…。
全く信じられない光景を目の当たりにしています…。
中国は米国を抜いて世界最大の自動車市場になったばかりです。
トヨタは、中国国内の市場でのブランドイメージ低下のダメージを最小限に食い止めるために必死です。
今件は、トヨタ1社の問題に留まらず日本経済全体を象徴していると感じています。
当初は"蟻の一穴"を見落としたトヨタの対応に問題があったとは言え、その後の過激なエスカレートぶりを見るとトヨタをバッシングすることで利する勢力がこの機に乗しようとしている、と感じています。
モノ作り国家・日本を世界一の座から引き摺り下ろそうとする一連の大きな力が働いているのか?と疑いたくもなります。
中国に関しては、2008年の「中国製冷凍餃子中毒事件」が未だ記憶に新しいところです。
日本国内で大騒ぎになった事件ですが、福田政権が北京五輪を慮る余りに初動を誤りムヤムヤにしたのが災いして未だに解決もせず、その後一切の謝罪もありません。
それに比して、今件の豊田社長の動きは非常に謙虚であり積極的です。
2008年10月、日本国内で「ナショナルFF式石油暖房機」のリコールがあり、TVCMで回収・修理をPRしていました。
リコール問題があったにも関わらず、結局は買換需要を引き寄せて売上増加になったというオチがありました。
トヨタもリコール問題を今後の取組みに繋げられるように期待したいです。
ガンバレ、トヨタ!
「製造現場から見たリコールの内側」日本のクルマは安全か?
By 五代領 日本実業出版社
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ホンダ、ハイブリッド・スポーツカー「CR-Z」発売! [自動車・バイク・乗り物]
2月25日、ホンダ(Honda Motor)はスポーツタイプのハイブリッド車(HV)「CR-Z」を発表しました。
2月26日から国内販売を開始し、今年後半にも、海外でも販売されるとのことです。
期待の「CR-Z」がついに正式にリリースされました。
カッコイイです。
手が届きそうな価格帯の中で、今一番ワクワク感があるクルマだと思います。
ハイブリッド車は、環境面・経済性の両面を重視したことで走る楽しさを犠牲にしているとの印象がありましたが、「CR-Z」は普及車のスポーツタイプとして初めての車種になりました。
スポーツタイプでリッター25キロは別次元の低燃費です。
「CR-Z」は、
・最先端技術の粋を集めた
・低燃費だから地球に優しく
・エコカーなのでお財布にも優しく
・250万円程度で買える
・スタイリッシュな
スポーツカーという特長があります。
《HV+スポーツ》カテゴリでは競合車は全く無いので、ホンダ1社が文字通り"ブルーオ-シャン"を悠々とスイスイ泳ぐこと出来ます。
その意味でも、ユーザーに"所有する優越感"を与えるという付加価値もあり、注目を浴びそうです。
「Honda CRーZ ハイブリッド・スポーツクーペ誕生!」
By 交通タイムス社
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