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日産のリコール、世界中で54万台…。 [自動車・バイク・乗り物]


3月3日、日産自動車(Nissan Motor)が米国を中心に全世界で約54万台を対象にブレーキペダルや燃料計のリコールを実施する、と発表しました。

ブレーキペダルのリコール対象となるのは2008~2010年に製造された4車種で米国では17万8916台が対象です。

ピックアップトラック
・「タイタン(Titan)」
スポーツタイプ多目的車(SUV)
・「アルマダ(Armada)」
・「インフィニティQX56(Infiniti QX56)」
ミニバン
・「クエスト(Quest)」

日産によると、ブレーキ操作に問題が起きた僅か"3件"の事例であり、加えて事故・負傷は1件も無い段階でリコールの実施なので極めて迅速な対応と思います。

やはりトヨタのリコール問題の余波の影響でしょうか。

日産は、日系企業は狙い撃ちされる可能性が高いと敏感に察知し、後手に回って主導権を失う事無く、早期に大規模なリコールに踏み切った模様です。

日産の早いリコール対策は、トヨタとの差別化を明確にするPR活動とセールスプロモーションの一環だと思います。

この日産の動きは、日系他社にも波及すると思います。

一方、ビッグスリーは直近の販売実績を堅調に伸ばす中、トヨタは対前年比-8.7%と一人負け状態に陥りました。

ブランドイメージも大きく毀損し、復活には相当な時間が掛かると予想されています。

出る杭はガツンと打たれました…。

日本の自動車産業は、"日本製"自動車の対米輸出を激しくバッシングされた過去があります。

その反省から米国内に多くの工場を建設し、部品も現地調達し、数十万人もの従業員を雇用する完全米国化を推進しました。

結果、トヨタ他日本自動車産業は"地産地消"に成功してビッグ3を凌駕しました。

そして、新たなバッシングと言ってもよい状況です。

果たして、日本経済を牽引してきた自動車産業はこのままピークアウトしてしまうのでしょうか?

それともこれを成長過程の踊り場として次の上昇に繋げられるのでしょうか?

後世に“あの時”と語られる大きな転換点になる可能性が高い、と感じています…。

「電気自動車ウォーズ」日産・三菱・トヨタ・ホンダのエコカー戦略
By 塚本潔  朝日新聞出版 2010年03月




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