日産、電気自動車「リーフ」を12月発売! [自動車・バイク・乗り物]
2010年3月30日、日産自動車(Nissan Motor)は電気自動車(EV)「リーフ(Leaf)」を2010年12月に発売すると発表しました。
いよいよ電気自動車の本格的導入時期になりました。
「リーフ(Leaf)」の主な特長は下記の通りです。
・最高時速140キロ
・1回の充電で160キロ以上の走行が可能
・販売価格376万円 → 実質299万円(政府補助金77万円)
・自宅充電時間:約8時間
・出先の急速充電時間:約30分(最大80%)
日産は「世界で最初の実用的な小型EV」だとコメントしており、大変な意気込みです。
しかし、成功のカギになるのはクルマ自体の性能スペック・販売価格も然ることながら、何と言っても電源インフラの整備です。
以前、「充電スタンド」の実物を見る機会がありました(2009年11月撮影)。
日産・横浜新本社に「充電スタンド」がポツンと1機だけ設置されています。
「充電スタンド・全体像」
確か、高さ120~130cm程度(?)だったと思いますが、当然商品は“1種類”だけなので余分なモノは全く無く、現在のガソリンスタンドと比較してもスッキリしたデザインで好感が持てます。
ボディには、堂々と「Zero Emission(排出ガスを一切出さない!)」と描かれています。
「充電スタンド・操作パネル」
操作パネルには、「EV CHARGING STATION」と銘打たれており、操作ボタンも「START」「STOP」の2つだけなのでカンタンで使い易そうです(NISSANロゴの下の大き目の赤いボタンは「緊急停止用ボタン」でしょうか)。
この「充電スタンド」の設置については、
・何Km間隔?
・何ヶ所?
・どの位の期間?
・料金体系?
等の具体的な情報はほとんど耳にすることはありません。
鳩山内閣もCO2削減目標を大々的にブチ揚げていますが、電源インフラの整備については及び腰になっているのではないか訝しく思っています。
巨額の出費が予想されるだけに先送りになっているのか?それとも仕分け対象になる運命?なのかも知れませんが…。
早くこのスタイリッシュな「充電スタンド」が街中で見られるようになれば、日本の国際競争力を培う上で大きなプラス要因になると思います。
単に電気自動車を輸出するだけに留まらず、電気自動車インフラパッケージ(電気自動車技術+充電スタンド+電源インフラ)として、諸外国にサービスを含めた大型インフラ事業として商品化することも出来ます。
現在、新幹線事業が輸出攻勢を強めていますが、「電気自動車+インフラ」パッケージプランは正に“第2の新幹線事業”になり得ると睨みます。
加えて、環境重視のCO2対策ノウハウ商品になって日本産業の強みを最大に発揮できる分野だと感じています。
ガソリン車で世界一になった日本の自動車産業が電気自動車でも世界一になれるように!と願うばかりです。
因みに、日産「リーフ」の店頭での予約開始は【4月1日】からになります(正式注文は12月予定)。
「知らなきゃヤバイ!電気自動車は新たな市場をつくれるか」B&Tブックス
By 御堀直嗣 日刊工業新聞社 2010年02月
アロマショップ アロマテラピー アロマ教材 精油 エッセンシャルオイル 金網 レーザー加工 渋谷の海外旅行保険