アップル、タブレットPC「iPad」を発表! [PC・デジモノ]
1月27日、アップル(Apple)のスティーブ・ジョブズ(Steve Jobs)最高経営責任者(CEO)はサンフランシスコ(San Francisco)で開いた新製品発表会で、注目を集めていた新製品タブレット型PC「iPad(アイパッド)」を発表しました。
昨夏頃からずっと噂されていたタブレットPCがついに発表されました。
当初、予想されていた1000ドル(約9万2000円)前後に比して約半分の価格であったのが個人的にはサプライズでした。
WiFi WiFi+3G
16GB 499ドル(約4万5000円) 629ドル(約5万7000円)
32GB 599ドル(約5万4000円) 729ドル(約6万3000円)
64GB 699ドル(約6万6000円) 829ドル(約7万5000円)
2010/01/05 「アップルのタブレット型PC、3月出荷?…。」 [つぶやき]
大型化した「iPod」というだけで機能的には目新しいところは余り無いですが、今後リリースされる電子書籍販売サイト「iBooks Store(アイブックストア)」に注目が集まります。
iTunes・AppStoreの電子書籍版という位置付けになると思いますが、AmazonのKindle同様に日本では洋書が先行することになると思います。
国内書籍の電子書籍化は、大手出版社主導でデバイスのチャネル販売を厳しく制限しています。
大手出版社のガードがあるので、通販で実績があるAmazonでさえも電子書籍市場へ参入は容易ではないでしょう。
1月13日、講談社、新潮社、集英社等の国内の大手出版社21社が、一般社団法人「日本電子書籍出版社協会」(仮称)を2月に結成する、と発表があったばかりです。
主要出版社が団結してAmazon等の書籍電子化に対応することが結成の狙いのようです。
Amazonの急成長によって中小書店の多くが撤退を余儀なくされたという事実もあり、大手出版社がAmazonに対しては容易に市場開放するようなことはあり得ません。
Appleも、音楽市場で既存流通に風穴を開けた実績がありますが、電子書籍でうまくことが進むかは全く不明です。
Amazon、Appleの魅力的なスペックをもつデバイスも優良コンテンツが伴わなければ、片輪走行にもなりかねません。
両社のデバイスが本格的なブレイクを迎えるのは、優良コンテンツのリリースが必須条件です。
しかしながら、大手出版社との交渉は相当厳しいものになるので、両社が期待するような結論は出ないと思います。
可能な限り既存流通のダメージを小さくする方向になる、と予想します。
最後はユーザーの声が全てを決めることになるでしょうが…。
「これから情報・通信市場で何が起こるのか IT市場ナビゲーター2010年版」
By 野村総合研究所(著) 出版社:東洋経済新報社
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