トヨタ、リッター40キロ以上の超低燃費ハイブリッド車を2011年発売！ [自動車・バイク・乗り物]
トヨタ自動車(Toyota Motor)が2011年に、1リットル当たり40キロ以上の走行が可能な超低燃費の新型ハイブリッド車(HV)を発売する方針だと、読売新聞(Yomiuri)が報じました。
「ヴィッツ(Vitz)」ベースの新型車は、「プリウス(Prius)」の38km/1リットルを上回る40km以上、価格は150万円程度とのことです。
日産自動車(Nissan Motor)が先日公開した2010年発売予定の電気自動車「リーフ(Leaf)」の走行距離は160キロです。
トヨタの新型ハイブリッド車で同じ距離の160kmを40km/1リットルで走行した場合、4リットル程度で済みます。
8月13日現在、レギュラーガソリンの価格は全国平均で120円前半ですので、500円程度のコストです。
160kmを500円で走れると思うと相当な割安感があります。
都心から湘南地区へドライブしても500円でお釣りがきます。
これは相当強力なアピールになりそうです。
一方、日産は2010年に電気自動車を発売した翌年には、トヨタが150万円の超低燃費のHV車で猛烈な攻勢をかけてきます。
電気自動車の方が環境的には理想に近いかもしれませんが、ユーザーのコストパフォーマンスは当分HV車の優位が続くのではないかと思います。
エコカーの推進は、大雑把に2つの陣営に分かれています。
ハイブリッド車(HV) ：トヨタ・ホンダ・マツダ
電気自動車(EV) ：日産・三菱自動車・富士重工
富士重工はトヨタの出資比率が高く、トヨタグループに属しています。
トヨタは当面自社技術のHV車に力点を置き、近未来のEV車開発を富士重工を中心に進めている様子です。
このままでは、多くの充電インフラを必要とする電気自動車は登場と同時に大きな壁にブチ当ってしまいそうです。
今後の自動車市場の成長には、エコカーの発展無くしては考えられません。
そろそろ行政の出番が回ってきそうだと思いますが…。
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