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ベトナム、高速鉄道網に日本の新幹線方式を採用…? [海外_社会_ETC]


ベトナムの国境横断鉄道路線の建設に日本の新幹線技術が採用される見通しであることを国営ベトナム鉄道(Vietnam Railways)のグエン・フー・バン(Nguyen Huu Bang)会長兼最高経営責任者(CEO)が語ったというニュースが日本経済新聞(Nikkei)の1面トップに踊りました。

一見、とても素晴らしく良い話です。

しかしながら問題点も多そうです。

ベトナム政府が既に新幹線方式の採用について基本部分で承認しており、"財政面"の解決と首相の正式承認を待っている段階とのことです。

問題の"財政面"ですが、総工費560億ドル(約5兆4000億円)規模とは余りにも巨額です。

それでも投資に見合う経済成長を見込んでいるでしょう。

ベトナム政府は、"日本政府からの援助"や世界銀行(World Bank)やアジア開発銀行(Asian Development Bank、ADB)からの資金調達を目指すとのことですが、日本からのODAを先ず最初に見込んでいるところが気になります。

ベトナム側は、社会インフラを日本からのODA等で整備しようと目論んでいます。

日本側は、先ずは融資した金額から回った工費で回収し、融資は超長期で回収するのが狙いです。

ベトナム側は"2020年まで"に高速鉄道の開業を目指すとしていますが、日本側は"2036年以降"に延期するように提案したそうです。

この話だけでも、"16年"もの乖離があります。

日本側の提案は、約30年近く先の話です。

ベトナム側は必死に巨額融資を引き出そうしていますが、日本側はベトナムの経済成長を冷静に分析していると感じます。

まさに50年の計です。

「早わかり ベトナムビジネス」(B&Tブックス) By 窪田光純(著) ベトナム経済研究所 (編集) 出版社: 日刊工業新聞社; 第2版版 (2008/10)




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