マラドーナ、代表監督解任…。 [スポーツ_サッカー_海外]
2010年07年27日、ディエゴ・マラドーナ(Diego Maradona)アルゼンチン代表監督はアルゼンチンサッカー協会(Argentine Football Association、AFA)理事会での契約更新を否決され、事実上の解任になりました。
07月28日、マラドーナは会見して、フリオ・グロンドーナ(Julio Grondona)AFA会長とカルロス・ビラルド(Carlos Bilardo)総監督を感情的に批判した、というニュースがありました。
その会見では、「裏切られた」「嘘をつかれた」など悪態をついて、いつものマラドーナ節が炸裂したようです。
W杯南アフリカ大会(2010 World Cup)準々決勝でドイツ代表に0-4で完敗は、アルゼンチン国民のみならず、世界中のサッカーファンが驚いたと思います。
個人技では最高レベルのアルゼンチンがカチカチに組織的なドイツに捻じ伏せられた光景は、今振り返っても衝撃的でした。
点数差も然ることながら後半の無策ぶりも酷く、内容も目を覆う程でした。
この敗けっぷりは、直感で生きるマラドーナ監督としての限界を感じざるを得ませんでした。
その点では、次回ブラジル大会を目指すチームを任すという結論に至らないというのは当然だと思います。
マラドーナが監督に就任したのは2008年11月のことで、その時点でアルゼンチン代表は3勝3敗4分と全くの不振状態でした。
そこから序々に盛り返して、4勝3敗で何とか滑り込んだのは記憶に新しいところです。
サッカー協会としては、万が一W杯出場が出来ないという最悪の状況になった場合に国民的英雄マラドーナに監督をさせることで少しでも批判をかわすことも考えていたハズです。
サッカー協会がマラドーナに救われたという状況が正しかったのでしょう。
しかし窮地を脱したサッカー協会は、今度はマラドーナを解任するという政治的な判断を下すという流れになったのも皮肉な結果です。
監督という仕事の宿命とは言え、言いたいことはハッキリさせるというマラドーナは分かり易い言葉で内情を暴露したということでしょう。
一挙手一投足が注目されるマラドーナが再びピッチに戻る可能性はあると信じたいです。
是非もう一度、元気な姿で復活してほしいです。
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