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トヨタ、プリウスなど4車種を全世界で40万台リコール…。 [自動車・バイク・乗り物]


2月9日、トヨタ自動車(Toyota Motor)はハイブリッド車の新型「プリウス(Prius)」など4車種を全世界で40万台以上をリコールすると発表しました。

・プリウス
・プリウス プラグインハイブリッド
・SAI(サイ)
・レクサス(Lexus) HS250h

対象車両は国内で約22万3000台、米国で約14万7500台に上るとのことです…。

加えて、米国ではPL訴訟が続発すると予想できます。

何れの車種も国内外で話題になった主力車で、発売後間もないので未だ納品待ちが多いと推測します。

ちょうど1年前、トヨタの2008年新車販売台数は897万台となり、ゼネラル・モーターズ(General Motors、GM)を抜き去り、世界1位となりました。

追う立場から追われる立場になると同時に世界的不況による消費低迷の影響で2009年度は4369億年の赤字に陥りました。

HV車の販売好調で業績回復の兆しも見えかけていた矢先にこのリコール問題です。

問題があったとは言え、トヨタの高品質・安全性が未だダントツの世界一であることに相違無く、揺らぐことは有り得ないと思います。

しかしながら、今件が大規模リコールに発展したのは、"国策的バッシング"のツナミがあったとは言え、トヨタの「緊急対策マニュアル」に問題があったのではないか?と感じています。

つまり、"世界No.2"であった2008年迄の「緊急対策マニュアル」のままで2009年に"世界No.1"になってしまった…ということです。

「緊急対策マニュアル」を"世界No.1"仕様にアップグレードすることを怠っていたのかもしれません。

普通に考えれば、「緊急対策マニュアル」を根本的に見直す必要は無いと思います。

しかし、産業のコメである自動車メーカーにおいて、日本企業が世界No.1になったことは「緊急対策マニュアル」作成時の会社として前提条件が全く違うハズです。

新チャンピオン・トヨタの社内マニュアル並びに「緊急対策マニュアル」は、No.1仕様ではなく、チャレンジャー仕様のままであったと推測します。

新チャンピオンのお手並みは如何?とばかりに米国中のマスコミ、政界、消費者団体等が一斉にトヨタバッシングを加速させました。

それは世界中に瞬く間に波及しました。

トヨタ側には、緊急対策に今迄と大差が無いと踏んでいた筋があったことが"スキ"に繋がったと思います。

まさにその"スキ"を見事に突かれたワケです。

過去の成功体験から練り上げられた「マニュアル」と「思考プロセス」ではもう使い物にならないことが明らかになりました。

トヨタは真のNo.1として、新たな革新が必要になりました。

この極めて難しい局面で豊田章男(Akio Toyoda)社長の手腕が試されますが、創業家出身ならではの強い求心力を発揮して欲しいです。

「豊田章男への101の質問と51の証言」
By 木下孝之(著), 豊田章男(監修) 出版社: 学習研究社 (2009/11/25)




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