マイクロソフト、新興国の携帯向けソフト｢OneApp｣を提供へ。 [インターネット]
マイクロソフト(Microsoft)は24日、新興国で普及している多機能携帯電話(「フィーチャーフォン」)向けに新ソフトウェア｢OneApp｣の提供を開始すると発表しました。
MSは今後、スマートフォン(smart phone)よりフィーチャーフォン(feature phone)を使うユーザーが圧倒的に多いインドや中国への拡大を狙っているようです。
スマートフォンのユーザーのイメージは、主に先進国のビジネスマン、ハイスペック志向の強く比較的ハイサラリー層と思います。
スマートフォンの便利な機能は、普通の人たちにはまだ馴染めないものかもしれません。
発展途上国の大多数も同様でしょう。
MSは、高スペック・高価格･高収益のスマートフォン市場でアップル(Apple)と真正面から勝負せず、中スペック・低価格・無償提供を進めてマジョリティ(多数派)を狙うという戦略を採るようです。
PC市場の優位を最大限生かすアプローチを模索した結果かもしれません。
日本においても、スマートフォンと現行・多機能携帯電話の２極分化が進むと思います。
スマートフォン市場は、グーグル・Android vs アップル・iPhone が激戦になると予想されていますが、そこにマイクロソフト・OneAppも割って入る存在になれば3つ巴の戦いになります。
何れにしても、携帯電話の多機能化へのアプローチが様々な場面で競争が激化しているので、ユーザーにはメリットが大きくなります。
「iPhoneの本質 Androidの真価」 By 日経コミュニケーション編集(著) 出版社: 日経BP社 (2008/12/22)
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