ウェブメールでネット検閲回避、中国など念頭にしたソフト開発。 [インターネット]
米放送管理委員会(Broadcasting Board of Governors、BBG)、インターネット利用規制の厳しい国でユーザーが規制を回避してオンライン・ニュースを視聴できるソフトウェアの開発を進めているというニュースです。
このソフトは「FOE(Feed over Email)」という技術を利用し、「Gmail」、「Yahoo! Mail」、「Hotmail」などの無料ウェブメールを通じて、アクセスできるようにするそうです。
これが実現すれば、今以上に無料ウェブメールを利用する人が更に増えるでしょう。
中国やイランなど情報規制がある国の人々には、画期的なソフトになります。
特に中国は、閲覧を制限するフィルタリングソフト「グリーン・ダム・ユース・エスコート(Green Dam Youth Escort)」を全てのPCに強制的にインストールすることを検討していました(結局は任意に)。
その意味では、ウェブメールを利用してサイトにアクセスさせようとする試みは、"巨大な市場"が見込まれます。
新たな広告媒体も生れることでしょう。
今度は、逆にこのソフトの利用を制限させようとする当局の指導があるかもしれません。
また新たな外交問題の一つになることすら考えられます。
インターネット民主主義 vs 一党独裁国家、もしくは vs 単一宗教国家 の構図です。
それぞれの国民の合った政治体制を国民が自ら作り上げていく上で、情報の伝達が極めて大きなポイントになるのは間違いありません。
今後も自由なウェブ閲覧を巡るソフトの開発競争が進むと思います。
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