米アマゾンが会員向け・映画配信サービスを開始。 [インターネット]
2011年02月22日、米アマゾン・ドットコム(Amazon.com)は映画をPCやネット対応型TVなどで無制限に見られるストリーミング配信サービスを開始しました。
年会費79ドル(約6500円)の「Amazonプライム」に登録する会員向けで、映画とテレビ番組約5000本を好きなだけ楽しむことができます。
アマゾンは既に実施しているレンタル・購入できるオンデマンド配信サービス「Instant Video」も同時継続しています。
「Amazon Instant Video」
タイトル別に見ると“Prime:$0.00・Rent:$*.**・Buy:$*.**”と並んで表示されており、ユーザーはお好みの選択肢が用意されており、アップグレードへの誘導もシッカリあります。
中には、売れ筋の直近公開されたタイトルは、戦術的に敢えて割安な「Amazon Prime」扱いではなく、個別販売の「Instant Video」にしています。
例えば、話題作「ソーシャルワーク」はPrimeの表示は無く、“24 hour rental:$3.99・Buy:$14.99”だけとなっています。
「The Social Network」
さて、このサービスが日本でリリースされるには未だ時間がかかるとは思いますが、米国の姿は日本の近未来でもあるので、遅くとも2~3年以内にはお目見えすることでしょう。
その時、ユーザーが使うデバイスはPCなのでしょうか?それともTVなのでしょうか?
アマゾンはTVを積極的にオファーしています。
「Watch On Your TV」
次にTVを買い換えるとすれば、拡張性を考慮して「ネットテレビ」にすると思います。
加えて、DVDの小売並びにレンタルの流通構造が一気に変わる前夜である…と改めて認識したニュースでした…。
「ネットテレビの衝撃 ―20XX年のコンテンツビジネス」
By 志村一隆(著)、出版社: 東洋経済新報社 (2010/10/22)