VW、スズキ株の19.9%取得し提携へ。 [自動車・バイク・乗り物]
12月9日、スズキ(Suzuki Motor)とドイツのフォルクスワーゲン(Volkswagen、VW)は資本業務提携を発表しました。
VWがスズキ株の19.9%を来年1月に取得し筆頭株主となると同時に、スズキもVW株を取得し、相互に株を持ち合います。
フォルクスワーゲンの世界販売台数は昨年625万台でトヨタ自動車、ゼネラルモーターズに次ぐ3位です。
今度の提携により、スズキの236万台を加えれば新・フォルクスワーゲングループの861万台にジャンプアップして一気に首位トヨタに迫るレベルです。
この両社の組み合わせは、お互いの強味・弱味、強い地域・出遅れている地域が非常に良く噛み合っていると思います。
中小型車中心のVWと軽自動車中心のスズキは、競合する車種で少なく、相互のカバーできていない市場を補完することが可能になります。
また新興国開拓戦略においては、中国市場に強いVW、インド市場に強いスズキが力を合わせれば、車種の展開も容易になり効率化が促進されます。
提携による混乱はほとんど無いと考えられ、現状では非常に好ましい組み合わせだと思います。
スズキは、過去にGMとの提携していたこともあり、国際的なパートナーシップを結ぶことに対する経験もあり、成熟した連合体を作り上げる下地は十分あります。
先週は、仏プジョーと三菱自動車が「戦略的提携」で交渉中とのニュースもあり、世界の自動車業界再編への動きが今まさに加速中との感があります。
これにより国内自動車メーカーは、ホンダを除きトヨタグループとそれ以外という状況になりました。
トヨタ =富士重工・マツダ・ダイハツ
仏ルノー =日産
仏プジョー=三菱自
独VW =スズキ
果たして…?
ホンダ =?
?? =ホンダ
行き遅れ美人のホンダに注目が集まると思います。
今後、ホンダの舵取りは如何に?
「俺は、中小企業のおやじ」 By 鈴木修(著) 出版社: 日本経済新聞出版社 (2009/2/24)
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